webライターが単価を上げる方法8つ|長時間労働から抜け出そう

ライター
  • 「ライターの仕事単価がなかなか上がらなくてつらい」
  • 「時間ばかり取られて毎日疲れ切っている」
  • 「バイトの方が割りがいい…やめるべき?」

以上のように悩んでいるwebライターも多いでしょう。単価がなかなか上がらないと、時間ばかりを失ってしまいます。

やっていて稼げるようになるのかな?」「続けて意味あるのかな?」と考えながら、記事を書き続けるのはつらいですよね。

筆者の体験から言っても、単価が低い頃は精神的にかなりしんどかったです。ただ、単価が上がっていくと、バイトの時給などよりも格段に高くなります。ここまで行くと、精神的にもかなり楽になりますよ。

この記事では、ライターの単価を上げていく方法を紹介していきます。単価アップをして独立をしたい人やのんびり自由に暮らしたい人は、ぜひ参考にしてみてください。

ライターの単価をあげる方法は大きく2パターン

単価が低いwebライターは、1日に何本もの記事を書き上げなければ生活が成り立ちません。こういった状況下で長く働いていると、「早くこの労働から抜け出したい」と感じるものです。

ライターとしてライフワークバランスの取れた生活をするためには、大きく分けて以下2つの方法があります。

  1. 書くスピードをあげる
  2. 案件の単価をあげる

どちらかだけではなくて、両方こなしていくことがとても大切です。執筆スピードを上げると、記事の質が下がってしまい、結果的に低単価の案件しか取れなくなってしまうからです。

反対に、記事の質を高めて単価アップを狙うと、執筆スピードが下がってしまいます。両者のバランスを取りつつ、効率よく稼いでいきましょう。

書くスピードをアップしてライターの単価を上げるには?

執筆速度は、ライターとしての収入に直結します。2,000字書くのに5時間かかる場合、かなり頑張っても1日2本ほどが限界でしょう。仮に文字単価が1円なら、日給4,000円です。

一方、2,000字を2〜3時間で書ける場合には、1日に4本ほど執筆できます。実際、筆者は1日に4本を毎日書き続け、1ヶ月で120本の記事を納品した経験があります。

この場合の日給は、文字単価1円でも8,000円です。毎日続ければ、生活を維持できる水準です。執筆速度を上げて、ライターとしての収入を上げていきましょう。

  1. 作業を分割する
  2. 時間を区切る
  3. テンプレ化する

書くスピードを上げる方法として、以上3つを取り上げます。次章以降で解説しますので、ぜひ実践してみてください。

スピードアップしてライターの単価を上げる①作業を分割

まずは、記事執筆の作業を分割して、それぞれにどれだけ時間をかけているのかを可視化してみましょう。

  • 書く記事を決める
  • リサーチする
  • 構成を作る
  • 執筆する
  • 編集・画像選定する

おおよそ、以上のように分割できます。スマートフォンのタイマー機能などを使って、どの作業にどれくらい時間がかかっているのかを確認してみてください。

え!こんなに時間かかっているの!」と驚くかもしれません。時間がかかっている作業が見つかったら、ツールを使うなどして時間を短縮するように工夫をしていきましょう。

たとえば、筆者がリサーチする際には、「ラッコツール」を使用しています。上位表示記事の見出しを一覧で見られるため、リサーチの時間を短縮できますよ。

また、作業を分割することで、取り掛かるハードルを下げる効果も得られます。「いつも作業を始めるまでダラダラしてしまう」という人は、ぜひ作業を細かく分割してみてくださいね。

スピードアップしてライターの単価を上げる②時間を区切る

書くスピードをアップさせるには、集中力をどれだけ高められるかにかかっています。なんとなくダラダラと作業するのではなく、時間を区切って高い集中力を発揮しましょう

人間の集中力は長くて45分しか続かないと言われています。高い集中力なら、20分程度が限界です。そのため、60分連続で作業するよりも、20分を3回行った方が作業効率が上がります。

この性質を応用した時間管理術にポモドーロテクニックがあります。25分の作業と5分の休憩を1セットにして、繰り返し行っていく方法です。

ポモドーロを使えば、自然と高い集中力を維持できるのでおすすめです。YouTube動画やタイマーアプリを使えば、簡単にポモドーロテクニックを取り入れられますよ。

勉強用・作業用BGM!波の音で集中!森とピアノの音でリラックス!科学的に正しい集中方法【ポモドーロタイマー】【生産性が上がる音楽】

スピードアップしてライターの単価を上げる③テンプレ化

文章には型があるため、ある程度はテンプレート化することができます。テンプレートを作っておけば、記事の執筆速度が劇的にアップするのでおすすめです。

たとえば、「〇〇 とは」というキーワードの記事は、以下のようなテンプレートに落とし込めます。

  • 〇〇とは?
  • 〇〇のメリット△つ
  • 〇〇のデメリット△つ
  • 〇〇ができるおすすめサービス△つ
  • 〇〇を利用するときの注意点△つ
  • まとめ

このテンプレートは、「〇〇」がどんな言葉に変わっても活用可能です。あとは、それぞれの具体的な内容をリサーチするだけで、記事が書けます。

そのほかのキーワードについても、あなたなりにテンプレートを作ってみてください。

もちろん、キーワードによっては違う構成にした方がよい場合もあります。テンプレートはあくまで補助として考えてくださいね。

案件の単価アップでライター収入を上げるには?

書くスピードを上げる方法について紹介しました。ただ、書くスピードを上げすぎると、記事の質が下がってしまいます。

記事の質を高めることも同時に行っていきましょう。その際には、以下5点を意識すると、単価を効率よく高められますよ。

  1. 専門分野を極める
  2. クライアントと長期で付き合う
  3. 単価交渉をする
  4. セールスライティングを学ぶ
  5. 直案件を受ける

上から順番に行うと、進めやすいかと思います。次章以降でそれぞれ解説していくので、参考にしてみてください。

案件の単価アップでライター収入を上げる①専門分野を極める

記事にはジャンルがあり、ジャンルごとに文字単価が異なります。基本的に、専門的な知識が必要な分野であればあるほど、文字単価が高くなる傾向にあります。

単価の高いジャンルを集中的に執筆し、経験を積むのがおすすめです。「あのジャンルならあの人だよね!」というイメージをもってもらえれば、単価も自然に上がります。

専門家レベルになれなくとも、執筆経験があるだけで仕事の受注もしやすくなりますよ。

文字単価が高いジャンルについては、以下の記事を参考にしてみてください。

【文字単価が高いジャンル】webライターとして稼ぐなら知っておくべきこと
「文字単価が高いジャンルを知りたい」 「文字単価をあげて稼ぎたい」webライターの仕事は始めやすく、副業としても人気があります。その分、単価が低く稼ぎにくいのも事実…。仕事をするからには文字単価をあげて...

案件の単価アップでライター収入を上げる②長期で付き合う

webライターの単価が安い原因の一つは、信頼が足りないことです。単発で仕事をこなしていくと、常に違うクライアントから仕事をもらう形になります。

クライアントからすれば、あなたがどんな人なのか、どれくらいの質で記事を仕上げてくれるのかがわかりません。高い単価を支払おうという気が起きないことは、容易に想像できますよね。

信頼不足を解消するために、同じクライアントの元で記事を書き続けましょう。あなたの仕事ぶりを長い間見ているクライアントが、あなたに信頼を寄せて、高い報酬を支払ってくれる可能性があります。

一緒に気分よく仕事ができる」と感じるクライアントを見つけて、長期間、仕事してみてください。

案件の単価アップでライター収入を上げる③単価交渉をする

同じクライアントの元で長期間、仕事をしたら単価交渉をしましょう。継続して質の高い記事を納品してくれるwebライターは、クライアントとしても手放したくありません

しっかり信頼がたまっていれば、応じてくれる可能性が高いです。また、他のクライアントから高い報酬をもらっている場合には、引き合いに出すのもおすすめです。

そのほか、単価交渉のコツや注意点については、以下の記事を参考にしてみてください。

Webライターが単価交渉をする際のポイント5つやタイミング・理由を解説!
当記事では、Webライターが単価交渉をする際のポイント5つやタイミング3つ・理由を解説。また、単価交渉がしやすいWebライターの特徴やそもそも単価交渉ができないクライアントの特徴・注意点も併せてご紹介。Webライターとして単価を上げたい方は、ぜひご覧ください。

案件の単価アップでライター収入を上げる④セールスライティング

webライティングは、大きく分けるとSEOライティングとセールスライティングの2つに分類できます。基本的に、セールスライティングの方が単価は高いです。

webサイトは、SEOライティングで読者を集め、セールスライティングで売り上げを出しています。売り上げからwebライターの報酬額が支払われます。

そのため、webサイトの売り上げを高められるライターは、単価が高いです。SEOに関する知見がたまったら、セールスライティングにもチャレンジしてみるとよいでしょう。

案件の単価アップでライター収入を上げる⑤直案件を受ける

簡単に案件を取れるクラウドソーシングサイト。利用している人も多いのではないでしょうか。

しかし、クラウドソーシングサイトの案件は、手数料が引かれてしまいます。手元に残る報酬を増やしたい人は、クライアントから直接案件を受けるようにしましょう。

まずは、企業の公式サイトなどをチェックして、ライター募集がないか確認してみてください。募集がない場合でも、うまく営業をすれば案件を獲得できる場合があります。

営業する場合には、実績をまとめたポートフォリオを作成しましょう。スキルをアピールすることで、受注率が高まりますよ。

さらに収入を上げたい人はキャリアアップしよう

ここまで、webライターの単価を上げる方法を紹介しました。書くスピードと記事の質をバランスよく保ちながら、単価アップを目指してみてください。

紹介した8つの方法を実践してもなお「もっと単価を上げたい!」と感じる人もいるかもしれません。そういった人は、活動範囲を広げて更なる収入アップを目指していきましょう。

  1. ブログ
  2. ディレクション
  3. 他のスキルと掛け合わせる

更なる収入アップの方法として、以上3つを取り上げます。同時に行うのは難しいため、気に入るものを1つ選んで実践してみてください。

さらに収入を上げる方法①ブログ

webライターの収入源として人気が高いのが、ブログです。ブログは自分の書いた記事が資産として積み上がっていきますし、うまく運用すれば不労所得を生み出せます。収入の安定性を高めたい人におすすめです。

また、仕事受注をする際のポートフォリオとしても活用できます。ブログで収入を得られるような記事を書けるライターは希少ですから、単価の高い仕事も獲得しやすくなるでしょう。

ブログ運営の知見がたまったら、コンサルタント業務もできるようになります。コンサル業は報酬が高いので、収入を高めたい人はぜひ挑戦してみてください。

さらに収入を上げる方法②ディレクション

営業スキルがあるなら、ディレクションを行うのも1つの選択です。企業から月に数十本などの大型案件を獲得し、webライターに外注しましょう。

外注する際には、企業から受ける報酬から紹介料を受け取ります。編集もライターに任せるのであれば、あなたは営業と最終確認、企業とのやりとりが仕事になります。

少ない手間で報酬を得られますし、ライターの育成を通じてライティングノウハウもたまるでしょう。営業が得意な人は、ディレクションの立場に回ってみてください。

さらに収入を上げる方法③スキルを掛け合わせる

他のスキルと組み合わせて単価を上げる方法もおすすめです。たとえば、写真をうまく取れる人は、記事に載せる写真を自分で撮るといった形です。

webデザインのスキルを使って、わかりやすい図解を作成するのもよいかもしれません。

他のライターとは違う付加価値を提供できれば、あなたの単価もアップしますよ。「いろんなスキルを身につけたい」という人は、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

まとめ webライターの単価を上げて自由に働こう

webライターの単価を上げる方法を紹介しました。記事の内容をまとめると、以下の通りです。

  1. 書くスピードを上げる方法3つ
    1. 作業を分割
    2. 時間を区切る
    3. テンプレ化
  2. 単価を上げる方法5つ
    1. 専門分野を極める
    2. クライアントと長期で付き合う
    3. 単価交渉をする
    4. セールスライティングを学ぶ
    5. 直案件を受ける

基本的には、上から順番に実践すると、取り組みやすいかと思います。以上8つの方法を実践して、単価を高めてみてください。

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