文系学生の就活は辛いのが現状!理由3つや回避する対処法4つを紹介

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「文系の就活が辛いって噂は本当?」と気になってはいませんか。

新型コロナウイルスの影響で、ただでさえ採用枠が減っている中、文系と言う理由でさらに就活が難しくなるのは辛いですよね。結論から言うと、文系の就活が辛いのは事実です。

本記事では、文系の就活が辛いと言われる理由を解説します。また、辛い状況を回避できる就活前の対処法も紹介するため、これから就活を控えている文系の人は参考にしてください。

文系の就活は正直大変

文系の就活は辛いのが現状です。2020年に株式会社Grillが公開した「コロナ禍における新卒採用実態調査」によると、新型コロナウイルスの影響で採用を減らした企業は、全体の31.9%でした。

以前から「文系の就活は難しい」と言われていましたが、全体の採用枠が減ったことで、さらに厳しくなったのです。

それに対し、理系は文系と同様ではありません。理系の需要は高まっており、全体の採用枠は減っているものの、理系の採用枠を拡大している企業もあるのです。

実際に、みずほフィナンシャルグループは2017年より理系の採用枠を徐々に増加させています。

文系の就活が辛いと言われる理由3つ

前章では、文系の就活が辛い現状をお伝えしました。この章では、文系の就活が辛いと言われる理由をくわしく解説していきます。文系の就活が辛いと言われる理由は、以下の通りです。

  1. 理系よりもライバルが多い
  2. 専攻を活かしづらい
  3. 理系よりも内定が遅い

これより順番に解説していくため、就活を控えている文系の人は参考にしてください。

理由1:理系よりもライバルが多い

1つ目の理由に、文系は理系よりもライバルが多いことが挙げられます。

何となくイメージがついている通り、文系の学生数は理系を上回っているのです。

令和2年に文部科学省が発表した「学校基本調査」によると、令和2年の学部生の人数は以下の通りです。

学部 人数
人文科学(文系) 364,474
社会科学(文系) 835,595
理学(理系) 78,353
工学(理系) 382,341
農学(理系) 77,622
保険(理系) 339,048
商船(理系) 411
家政(文系) 72,117
教育(文系) 189,986
芸術(文系) 74,755
その他 208,870

上記から割合を算出すると、文系は全体の約6割、理系は全体の約3割を占めていました。

これらより、文系は理系よりもライバルが多いことがわかるでしょう。

理由2:専攻を活かしづらい

アドセンス,アクセス数

文系の就活が難しい理由に、学生時代の専攻を活かしづらいといったものがあります。なぜなら、専攻に直結する職業がほとんどないからです。

学生時代に研究やアルバイトで培ったスキルはアピールできますが、身につけた知識はあまり役にたちません。ポテンシャル採用となってしまうのです。

ポテンシャルが高い場合は採用される可能性も大いにありますが、実績のある理系と並ぶと、採用されない場合があります。

そのため、営業職しか内定をもらえなかった文系学生が多く存在しているのです。

理由3:理系よりも内定が遅い

文系の就活が難しいと言われる理由として、理系よりも内定が遅いことが考えられます。

最終的な内定率は、文系と理系で大きな差はありません。しかし、理系は文系よりも内定を早めにもらう傾向にあるため、「文系は内定をもらいにくい」というイメージに繋がっているのでしょう。

2020年に株式会社リクルートキャリアが公開した「就職プロセス」によると、2020年12月時点の文系と理系の内定率の差は4.4ポイントのみです。

しかし、2020年6月時点の文系の内定率は約7割なのに対し、理系の内定率は約8割となっています。

文系が就活を頑張っている中、理系は内定を早めにもらうため、「文系の就活は難しい」と考えられるのでしょう。

文系学生が辛い状況を回避できる就活前の対処法4つ

アドセンス,アクセス数

これまで、文系の就活が辛いと言われる理由を解説しました。次に、この章では辛い状況を回避する対処法を4つ紹介します。対処法は、以下の通りです。

  1. ブログを始める
  2. プログラミングを学習する
  3. 株取引やFXを経験する
  4. Webライターとして活動する

これより順番に説明していくため、文系の人はぜひ参考にしてください。

対処法1:ブログを始める

就活前にブログを開設して、収益を発生させられれば、就活でアピールできます。0からお金を生み出した経験が強みとなるからです。

文系は専攻を就活で活かせず、ポテンシャルをアピールしている人が大半です。そんな中で、自分で稼いだ実績をアピールできれば、面接官から一目置かれるでしょう。

また、就活中はアルバイトをする時間があまり取れないため、収入が減ってしまいがちです。しかし、ブログの不労所得があれば、アルバイトができない期間でも収入を得られて、心に余裕も生まれるでしょう。

以下の記事で、ワードプレスブログの始め方をわかりやすく解説しています。ぜひ併せてご覧ください。

https://nagashika.com/6610/

対処法2:プログラミングを学習する

プログラミングを学習しておけば、就活でアピールできます。WebサイトやWebアプリを開発した実績があれば、薄っぺらい言葉だけの文系学生よりも圧倒的にリードできるのです。

面接でプログラミング経験をアピールすると、面接官の興味を引けるでしょう。

また、就職の幅が広がるといったメリットもあります。IT企業にも応募できるため、選択肢が広がるのです。

対処法3:株取引やFXを経験する

就活で苦しい状況を回避するのであれば、株取引やFXの経験があると良いでしょう。金融リテラシーがあると面接官に判断してもらえるからです。

株取引の場合、企業の決算書が読めるようになります。経営者や投資家の考えを少し理解できるようになり、他の学生とは異なった切り口でアピールできるようになるのです。

また、FXでは金融商品の値動きをチェックするため、世界情勢に詳しくなります。そして、面接官にニュースに対する感度が高い印象を与えられるのです。

対処法4:Webライターとして活動する

Webライターの経験も、就活でアピールできます。読者のニーズを把握する能力が身につくからです。

ニーズを把握する能力はブログやサイトだけではなく、営業やマーケティングにも活かせます。顧客が抱えている悩みを理解できるようになるのです。

また、Webライターとして文章で稼いだ経験も、面接官の興味を引けるでしょう。

以下の記事で、Webライターを育成する「Web+Media School」の紹介をしています。Webライターに興味がある人は、ぜひ併せてご覧ください。

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まとめ:文系学生は就活前から準備して辛い状況を回避しよう

本記事では、文系の就活が辛いと言われる理由を解説しました。文系の就活が辛いと言われる理由は、以下の通りです。

  1. 理系よりもライバルが多い
  2. 専攻を活かしづらい
  3. 理系よりも内定が遅い

新型コロナウイルス影響で全体の採用枠が減っており、文系の就活は厳しいのが現状です。

しかし、きちんと対策を取れば、辛い状況を回避できます。本記事でした対処法は、以下の通りです。

  1. ブログを始める
  2. プログラミングを学習する
  3. 株取引やFXを経験する
  4. Webライターとして活動する

本記事を参考にして、文系でも楽に内定を勝ち取りましょう!

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