あなたは、「文系出身者の自分には、スキルがないんじゃないか?」と心配になったことはありませんか?
確かに文系出身者は、理系出身者の技術職と比べると、手に職があると言えるスキルが少ないかもしれません。
しかし、今からでも、文系出身者がスキルを身につけることは十分可能ですし、今後のキャリアアップや異業種への転職に役立つかもしれませんよ。
そこで、今回の記事は、文系出身者に役に立つ7つのスキルを紹介しています。どのスキルも、あなたの現在の仕事に役立つものばかりです。ぜひ、参考にしてみてください。
文系に必須の共通スキルは、コミュニケーション力!
文系出身者が就く仕事は多岐にわたりますが、どんな仕事にも必須の共通スキルがあります。それは、コミュニケーションスキルです。
文系出身者の4割が営業職(2019年4月の株式会社マイナビの調査)と言われるくらいですから、文系の方は特に、コミュニケーションスキルが重要でしょう。
コミュニケーションスキルをもっと分解すると、「聞く力」と「話す力」の2つに分けられます。
いわば、共感しながら相手の話を傾聴し、相手の理解力に合わせてわかりやすく話を進める力がコミュニケーションスキルと言えます。
仕事で一番大事なスキルとも言えるコミュニケーション力は、仕事を通して身につくものなので、日々の実践と振り返りを意識してください。
キャリアアップも見込める文系に役立つスキルはこちら
前述したコミュニケーションスキルは、あらゆる仕事、特に営業職なら、なおさら必要になるでしょう。
しかし、コミュニケーションスキル以外にも、持っていると役に立つスキルはあります。
今回の記事では、現在の仕事にも、キャリアアップをするときにも、役に立つスキルを7つ紹介していきます。その概要は、以下のとおりです。
- パソコンのスキル
- 英語のスキル
- 経理のスキル
- 金融のスキル
- マーケティングのスキル
- ライティングのスキル
- プログラミングのスキル
文系でも使いこなしておきたい!①パソコンのスキル
一つ目に紹介するのは、パソコンのスキルです。具体的には、パソコンそのものの基本的な操作方法だけでなく、ワードやエクセルなどのオフィスを使いこなせることがあげられます。
パソコンを駆使すれば、効率よく業務を進めたり、魅力的な資料を作成したりすることができるでしょう。
パソコンスキルを証明するのに便利な資格として、MOS(Microsoft Office Specialist)があります。
MOSには、スペシャリストコースとエキスパートコースの2種類あり、はじめてMOSの勉強をするなら、難易度が低いスペシャリストコースから取り組んでみましょう。
仮に不合格になっても、資格勉強それ自体に意味があり、あなたのパソコンスキルに直結しますよ。
グローバル社会には必須!②英語のスキル
英語のスキルがあると、仕事の幅が広がり、キャリアアップにかなり役に立ちます。
企業の中には、海外進出を視野に入れているところもありますから、「英語が読める、話せる人材」は貴重です。
英語のスキルには、リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングがありますが、中でも企業で最も求めるのは、日本人の苦手なスピーキングでしょう。
英語の資格はたくさんありますが、中でもTOEFL(トーフル)であれば、スピーキングに特化しています。
TOEFLは、海外留学や大学受験の条件にされるくらい、国内外の評価を得やすい資格ですよ。
文系ならとりやすい!③経理のスキル
経理のスキルもあると、仕事の幅が広がります。顧客の財務諸表を見る機会があれば、一目で経営状態がよくわかります。
顧客の状態を把握した上で、コミュニケーションを進めることができるので、顧客からの信頼も高くなるでしょう。
経理のスキルは、簿記の勉強をする過程で身につきます。筆者は簿記三級に合格したことがありますが、演習問題を解く中で、財務諸表を読解する力がつきましたよ。
お金に悩む顧客はけっこう多い!④金融のスキル
金融知識を活用するスキルがあると、顧客の資金運用や節税に関するアドバイスができるようになります。
企業の規模を問わず、お金に関する悩みは何かしらあるものです。
お金の問題は、企業の存続に関わる重要なことですから、効果的にアドバイスをすることで、より信頼される可能性が高まります。
金融に関する全般的な知識を得るには、ファイナンシャルプランナー(FP)の資格勉強がおすすめです。
日本FP協会の報告によると、三級であれば、合格率70%以上なので、比較的取得しやすい資格です。
また、合否に関わらず、試験勉強そのものが、金融スキルに繋がります。
消費者心理を深堀りできる!⑤マーケティングスキル
マーケティングのスキルもあると、顧客に商品を販売するときに非常に役に立ちます。
マーケティングとは、どのように商品が売れるのか、その消費者の深層心理を探るスキルのことです。
顧客の本音を探りつつ、納得の上で、自社の商品を購入してもらえる可能性が高くなります。
マーケティングを勉強するには、販売士の勉強がおすすめです。
資格勉強そのものが、マーケティングスキルに繋がる上に、合格すれば管理職•幹部への昇進に役立つこともありますよ。
わかりやすく物事を伝える!⑥ライティングスキル
ライティングスキルがあることで、顧客や上司にわかりやすく資料を作ることができますし、ライターとして自社や他社の記事執筆も行うことができるでしょう。
ライティングは、主に文章を書くことを指しますが、日本人なら誰でもできると思いきや、そうではありません。
相手の理解力に合わせて、わかりやすく物事を伝える力は、練習しなければ手に入れることは難しいです。
ライティングの資格としては、WEBライティング技能検定がおすすめです。こちらの資格も、勉強そのものがライティングスキルに繋がります。
また、ライティングは、ブログやメルマガなど、文章を扱うビジネス全般に応用が効く、とても便利なスキルですよ。
文系でもIT転職者が増えている!⑦プログラミングスキル
プログラミングの知識があると、仕事の幅が広がるだけでなく、実力があればエンジニア転職も可能になります。
プログラムを作ることで、業務を効率化できる可能性もあるので、文系でも学んで損はないスキルです。
一見、プログラミングには理系の知識が必要な印象を受けるかもしれませんが、HTMLやRubyなど、物理•数学の知識をそこまで必要としない言語もあります。
ある程度、サイトやアプリなど作れるようにまで実力がつけば、エンジニアとしてキャリアチェンジできる可能性も出てきますよ。
文系出身者こそスキルを身につけておこう!
ここまで、文系出身者が持っていると役に立つスキルを7つ厳選して紹介しました。
社会人になってからでも、スキルを身につけることは十分可能ですし、むしろスキルを身につけるために努力し続けた人が、理想のキャリアアップができるに違いありません。
今回紹介したスキルは、現在の仕事でも何かしらの形で役に立つものばかりを紹介しました。
ぜひ、ご自身の業務内容と照らし合わせて、勉強したいと思えるスキルを習得してみてください。
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