文系だけど医療業界に携わりたい方必見!おすすめの仕事と就職する方法を紹介!

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文系学部出身だけど、医療業界に携わりたい…

文系学部に在籍中の方や、卒業した方で、上記のように考える方がいるかと思います。

そこで、当記事では文系学部出身の人が医療業界に携わる方法を解説します。
文系学部出身ならではの強みを生かしながら、医療業界に携わりたい方はぜひ参考にしてみてください。

医療業界で文系学部出身の需要がある?!

医療業界は理系学部出身者だけではなく、文系学部出身者も必要としています。
しかし、医療機器センターが2017年に実施したアンケート調査によると、医療業界は文系学部の学生に2番目に不人気であると分かりました。

そのため、新卒の文系学部出身者の確保に苦戦する医療関係企業も少なくありません。

2018年に文系学部出身者の確保に向けたサービス「医機なび」が始まるほど、医療業界には文系学部出身者の需要があるのです。

文系学部出身でも医療業界に携われる仕事

この章では、文系学部出身者が医療業界に携われる仕事を紹介します。
興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。

  • 医療事務
  • 医療機器メーカー
  • MR(Medical Representatives/医薬情報担当者)

中でも、文系学部出身であればMRを目指すのがおすすめです。
次の章からは、MRがなぜ文系学部出身者におすすめなのか、MRとはどのような仕事なのかを解説します。

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医療業界に携わりたい文系学部出身におすすめの仕事・MR

MR(Medical Representatives)とは、医療情報担当者のことです。
医療機関を訪問して、医薬品の営業を行います。

しかし、MRは他の営業職とは異なり、価格交渉は行いません。
患者の命に係わる医薬品を医療機関側が「安くするなら使う」とさせないため、医薬品の価格交渉は法律で禁止されているのです。

また、MRは物ではなく医薬品の情報を提供する仕事です。
MRは医療機関に自社製品をPRするのが目的であり、医薬品の納品は卸業者の営業担当・MS(Marketing Specialist)が行います。

医薬品を取り扱うMRですが、MRの採用試験や募集資格には「学部学科不問」が多い傾向があります。
なぜなら、MRは医療知識よりも医療機関と円滑にコミュニケーションをとる能力が重要視されているため、学部は大きく関係していないのです。

MRの魅力① 給与の水準が高い

この章からは医療業界に携わりたい文系学部出身者におすすめの仕事・MRの3つの魅力を紹介します。
実際にMRを目指すかどうか判断する際の、材料の一つとして参考にしてみてください。

1つ目の魅力は「給与の水準が高い」です。
学部学科は不問であるMRですが、医療事務や医療機器メーカーより給与が高い傾向があります。

企業の規模によって異なりますが、平均年収は約600~700万円、継続すれば40代で年収1,000万円に到達できる可能性があります。

MRの魅力② 専門的知識が身につく

2つ目の魅力は「専門的知識が身につく」です。
学部学科を問わずMRとして入社できますが、医療機関に医薬品を紹介するために医療に関する専門的知識を身につける必要があります。

ただし、学生のうちに知識を身につけている必要があるわけではありません。
ほとんどの場合、入社後にMRや医療について勉強する機会が設けられます。

MRの魅力③ やりがいを感じられる

3つ目の魅力は「やりがいを感じられる」です。
MRは患者に直接的に関わることはありませんが、陰ながら医療業界を支える重要な仕事です。

MRは医療機関に医薬品の情報提供だけではなく、今後の研究に活かすために、自社製品を実際に使用してみた結果を医療機関に確認します。
その際、多くの患者が良くなったという話などが聞けて、「医療業界に貢献している」とやりがいをしっかりと感じられますよ。

MRの魅力④ 医療業界であれば転職しやすい

4つ目の魅力は「医療業界であれば転職しやすい」です。
MRは医療に関する専門的知識を身につけられるため、医療業界であれば転職しやすい特徴があります。

国家資格が必要な仕事への転職は難しいですが、医療事務や医療機器メーカーへの転職ではMRで身についた専門的知識が役に立ちます。

一方、医療事務や医療機器メーカーから、MRへの転職は難しい傾向があります。
もしも転職を考えた際に、選択肢を増やしておきたい方はMRを目指してみてはいかがでしょうか。

文系学部からMRを目指すためには① 必要な勉強

それでは、文系学部がMRを目指す場合にしておくべきことを紹介します。
把握しておくと就活の際に有利になるので、MRを目指す方は参考にしてみてください。

まずはMRになるために必要な勉強について解説します。

MRとして働いていくには医療に関する専門的知識が必要ですが、基本的に入社後に勉強の機会を設けてくれます。
そのため、入社前に無理に医療分野を勉強する必要はありません。

しかし、MRは様々な医療機関を訪問するので、コミュニケーション能力や社会人としてのマナーが必要となります。
学生のうちに様々なことに挑戦したり、マナー講習を受けたりするのがおすすめです。

文系学部からMRを目指すためには② MR認定試験

MRとして働くならば、公益財団法人MR認定センターが主催している「MR認定試験」を受験するのがおすすめです。

MR認定試験はあくまでも認定試験であるため、MRとして働くための一つの目安でしかありません。

しかし、MR認定試験は学部学科を問わず、同じ物差しでMRとしての知識を測れます。
そのため、MR認定試験に合格すれば、学部学科に関係なく「一定の知識を持ったMR」として働けるのです。
MRとして働くのであれば、MR認定試験の合格を目指しましょう。

まとめ:文系学部出身でもMRとして医療業界に携われる!

今回は、文系学部出身の人が医療業界に携わる方法を解説しました。

医療事務、医療機器メーカー、MRであれば、文系学部出身でも医療業界に携われますよ。

特に、MRは入社条件が「学部学科不問」であり、入社後に勉強する機会を設けてくれる企業が多いので医療業界に携わりたい文系学部出身の人におすすめです。

興味のある方は、ぜひこの機会にMRとして働くことを検討してみてはいかがでしょうか。

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