SEO対策で大切なのが、検索ボリュームの目安を守ることです。検索ボリュームとは、1ヶ月あたりにどれくらい検索されているかを表す数値です。
検索ボリュームが大きすぎても小さすぎても、アクセスが思うように集まりません。適切な検索ボリュームの目安を守ることで、アクセス数を最大化できるのです。
この記事では、検索ボリュームの目安について紹介していきます。最後まで読むと、以下の内容が理解できます。
- 検索ボリュームの目安を知る重要性
- 検索ボリュームの目安とその理由
- 検索ボリュームの調べかた
- 検索ボリューム以外のSEO対策
以上の内容を理解して実践すれば、あなたのサイトを上位表示させ、多くのアクセスを集めやすくなります。
検索上位を獲得したい人、アクセスが伸びずに悩んでいる人は、ぜひ最後までお読みください。
検索ボリュームの目安を知る重要性
すでにお伝えしたように、検索ボリュームは適切な数値でないと、うまくアクセスを集められません。より具体的に説明すると、以下の通りです。
- 検索ボリュームが大きすぎる:競合が強い可能性が高く上位が狙いにくい
- 検索ボリュームが小さすぎる:上位になってもアクセスが少ない
意外と②を見落としている人が多いので注意してください。「検索順位が1位なのにアクセスが全然こない!」という場合には、検索ボリュームが小さすぎる可能性が高いです。
今一度、検索ボリュームを調べてみましょう。せっかく時間やコストを割いてサイトを作るのですから、検索ボリュームの目安を知らないだけでアクセスが集められないのは非常にもったいないです。
次章以降で、検索ボリュームの目安について紹介していくので、アクセス数を増やしたい人はぜひ参考にしてくださいね。
狙うべき検索ボリュームの目安は人によって違う
前章で、検索ボリュームの目安を知る重要性を紹介しました。「アクセスを集めるために早く検索ボリュームの目安を知りたい!」と思った人も多いでしょう。
しかし、実際には狙うべき検索ボリュームの目安は人によって異なります。
- 初心者:上位表示できない・記事数が少ない
- 中上級者:ときどき上位表示できる・記事数も多い
大きく分けて、初心者と中上級者の2パターンで考えます。両方理解しておくことで上位を狙いやすい検索ボリュームの目安がわかります。
そのため、あなたが初心者でも中上級者でも両方の章を読むと良いでしょう。
狙うべき検索ボリュームの目安①初心者
初心者であれ場合には、あまり検索ボリュームの多いキーワードを狙っても上位表示が難しいです。そのため、100〜1,000程度のキーワードが狙い目です。
中には10〜100や0〜10のキーワードもありますが、こういったキーワードは上位表示できても得られるアクセス数がとても少なくなってしまいます。そのため、100〜1,000が妥当でしょう。
また、関連キーワードでたくさんの記事を書く場合には、1,000〜10,000のキーワードでも上位が狙えることがあります。
たとえば、以下のようなイメージです。(あくまでイメージであり、キーワードの検索ボリュームは実際のものではありません。)
- 「ダイエット キャベツ」は1,000〜10,000で上位表示できない
- 「ダイエット キャベツ レシピ」「ダイエット キャベツ 失敗」などで記事を書く
- 3語キーワードは検索ボリュームが少なく上位表示できる
- 「ダイエット キャベツ」でも上位表示できるようになる
関連したキーワードの中に、検索ボリュームが小さいものがある場合には複数の記事を書いて上位を狙えます。複数の記事で上位を取れるので、ドメインパワー(サイトの力)も強くなります。
ドメインパワーが強くなると、違うキーワードで記事を書いた時も、上位表示しやすくなっていくのでおすすめの戦略です。
狙うべき検索ボリュームの目安②中上級者
中上級者の場合には、キーワードにもよりますが、1,000以上のキーワードであっても上位を狙える可能性があります。
ただ、100〜1,000のキーワードの方が上位は狙いやすいので、1,000以上は狙いたいキーワードだけにするなど状況を見て決めると良いでしょう。
と言うのも、多くの記事を書いていると100〜1,000のキーワードを見つけるのが大変になるからです。サイトは何かしらのテーマを決めて作るものですから、記事数に増えると書ける記事がなくなってきます。
もし、100〜1,000のキーワードが見つからない場合は、1,000以上のキーワードにも挑戦してみましょう。今まで書いた記事と関連したキーワードから攻めていくと、上位表示が狙いやすいのでおすすめです。
検索ボリュームの目安に捉われすぎないように注意
前章までで、検索ボリュームの目安を紹介してきました。人によって狙うべき目安が異なるので、自分にあった数値を狙うようにしてくださいね。
とは言え、検索ボリュームの目安ばかりに気を取られすぎるのも良くありません。なぜなら、検索ボリューム以外にも上位表示しやすいキーワードを探す基準があるからです。
- 競合の強さ
- サイトの統一性
以上2点もキーワードを選ぶ時点で考慮するようにしましょう。以上2つの状況次第では、ボリュームが小さくても上位表示が困難であるケースもあります。
検索ボリューム以外の基準も意識して、本当に上位表示しやすいキーワードを探しましょう。
検索ボリュームの目安に捉われない①競合の強さも考慮する
上位表示を狙う際には、競合の強さも考えるようにしてください。検索ボリュームが大きいほど競合が強く、小さいほど競合が弱いのが通常です。
しかし、収益化しやすいキーワードなどは、たとえ検索ボリュームが小さくても競合が強い場合があります。とくに、アフィリエイトで稼ぎやすいキーワードは競合が強い可能性が高いです。
- ダイエット
- 薄毛
- 脱毛
- 借金
- 投資関連
以上のジャンルはアフィリエイト報酬が高いため、競合が強いケースが多いです。SEO知識を持っている専門家の協力がないと、上位表示は非常に困難だと考えてください。
そのため、検索ボリュームの目安だけを見て「このキーワードなら上位が狙える!」と安易に考えるのはやめましょう。競合の強さも加味しながら判断してくださいね。
競合の強さを表す指標として検索インデックス数があります。検索インデックス数については、以下の記事で解説しています。上位表示のために大切な要素についても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
>【SEO対策】上位表示する方法3つ!読者に寄り添った記事の書き方
検索ボリュームの目安に捉われない②サイトに合っているか
検索ボリュームと検索インデックス数を考慮して、上位が狙えそうなキーワードを絞っていきます。
しかし、キーワードがあなたのサイトに合わないものであったら、アクセスを集められたとしても収益は増えないでしょう。
たとえば、ダイエット商品を販売している人が、薄毛のキーワードでアクセスを集めても意味がありません。集まってきた読者は、ダイエット商品には興味がなく、購入には至らないからです。
- 検索ボリューム
- 検索インデックス数
- サイトとの相性
以上3つを考慮して、上位が狙えるキーワードを見つけてみてください。
検索ボリュームの目安を扱う注意点
ここまでの内容を考えても、検索ボリュームだけに捉われていてはアクセスをうまく集められないことがわかったかと思います。
狙うジャンルにもよりますが、検索ボリュームの目安を満たすキーワードがとても少ない場合もあります。しかし、検索ボリュームが大きければ市場も大きく、需要がある証です。
検索ボリュームの大きなキーワードであっても、質の高い記事をたくさん作れば上位表示も可能です。
まったくの初心者なら結果が出やすいものから手をつけた方が良いですが、そうでない場合にはあまり数字に捉われすぎないようにしましょう。
検索ボリュームの調べ方とおすすめツール3つ
前章までで、検索ボリュームの重要性や目安を紹介しました。しかし、検索ボリュームを調べられなければ、実際のサイト運営に活かせませんよね。
ここでは、検索ボリュームの調べ方を紹介していきます。検索ボリュームを調べる時には、ツールを使用します。代表的なツールは以下3つです。
- キーワードプランナー
- Ubersuggest
- Aramakijake
ツールによって使い勝手が異なるので、あなたが良いと思うものを選んでください。次章以降で3つのツールについて紹介してきます。
検索ボリュームを調べるツール①キーワードプランナー
検索ボリュームを調べる時に多くの人が使っているのが、Googleキーワードプランナーです。Googleが運営しているため、安心感があり、画面も見やすく使いやすいです。
また、複数のキーワードを1度に調べられるので、たくさんのキーワードを調べようと考えている人に向いています。
デメリットとしては、初めて使う際に、ウェブ広告を有料で出さなければいけない点が挙げられます。Googleキーワードプランナーはウェブ広告を効果的に出すために、使うツールとして設計されているからです。
ウェブ広告と聞くと「高いのでは?」と思うかもしれませんが、設定次第では数百円で大丈夫です。広告を設定したら、料金がいくらか発生したタイミングで広告を打ち切りにしてください。
検索ボリュームを調べるツール②Ubersuggest
Ubersuggestは完全無料で使えるツールです。検索ボリュームや上位表示する難易度を表示してくれます。
ただ、検索ボリュームなどのデータはUbersuggestが独自に集めているものなので、精度に疑問が残ります。
もちろん、Googleキーワードプランナーにも誤差はありますが、より正確なデータが欲しい場合にはキーワードプランナーを使う方が良いでしょう。
また、Ubersuggestは複数のキーワードを1度に調べられません。たくさんのキーワードを調べたい人には向かないでしょう。
検索ボリュームを調べるツール③Aramakijake
Aramakijakeも、完全無料で使えるツールです。画面がとてもシンプルなので、初心者でも使いやすいでしょう。
検索ボリュームはGoogleとYahoo!に分けて表示してくれます。検索エンジンごとの検索ボリュームが知りたい人におすすめです。
また、検索ボリュームを調べたキーワードの関連キーワードも表示してくれる機能があります。「キーワードが思いつかない!」という悩みがある人は、Aramakijakeでキーワードを探すのも良いでしょう。
まとめ:検索ボリュームの目安を使って上位を狙おう
検索ボリュームの目安について紹介してきました。重要な部分を再度まとめておきますので、確認しておきましょう。
- 初心者:100〜1,000を狙う
- 中上級者:100〜1,000をメインに、1000以上も複数記事で狙う
サイトが力を持っているかどうかによって目安となる数字が変わってきます。
また、検索ボリュームが大きいキーワードを狙う際には、関連キーワードで記事を複数作ることで上位表示しやすくなります。ぜひ、実践してみてくださいね。
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