「ランディングページの基本の型であるPASONAの法則を知りたい」と思ってはいませんか。
PASONAの法則の他にも新・PASONAの法則もあるため、どれを覚えれば良いのか迷ってしまいますよね。
本記事では、PASONAの法則と新・PASONAの法則について解説します。具体例を交えながら説明するため、ぜひ参考にしてください。
PASONAの法則とは
PASONAの法則とは、1999年に経営コンサルタントの神田昌典氏が提唱したセールスレターの基本の型です。型通りに文章を作成すると、人を惹きつけるセールスレターが書けるため、多くの人が使用しています。
PASONAの法則は5つの要素より構成されており、それぞれの頭文字を取って名付けられました。PASONAの法則は以下の通りです。
- Problem(問題)
- Agitation(煽り)
- Solution(解決策)
- Narrow down(絞り込み)
- Action(行動)
しかし、PASONAの法則は一部誤った解釈で広まったものでした。そのため、神田昌典氏は誤解を解くために自著で新・PASONAの法則を提唱したのです。
次の章からは、新・PASONAの法則について説明していきます。
新・PASONAの法則とは
新・PASONAの法則は、PASONAの法則の誤解を解くために神田昌典氏によって2016年に新しく提唱されたものです。
この章では新・PASONAの法則について説明します。新・PASONAの法則は以下の通りです。
- Problem(問題)
- Afinity(親近感)
- Solution(解決策)
- Offer(提案)
- Narrow down(絞り込み)
- Action(行動)
PASONAの法則は5つの要素から構成されているのに対し、新・PASONAの法則は6つの要素から構成されています。
PASONAの法則では「読み手の不安を煽る程売れる」と誤って解釈されたため、新・PASONAの法則ではAの要素がAgitation(煽り)からAfinity(親近感)へ変更されました。
また、PASONAの法則では解決策を伝えるだけであったため、新・PASONAの法則ではOffer(提案)が追加されたのです。
次の章からは、具体例を交えながら要素を1つずつ説明していきます。
ランディングページの基本形①新・PASONAの法則:Pとは
新・PASONAの法則の1つ目の要素は、Problem(問題)です。
新・PASONAの法則では、まず問題を提起します。読み手に対して疑問を投げかけることにより、読み手の抱える悩みを明確にするのです。
Problem(問題)には、具体的に以下のようなものがあります。
- 「なかなか体重が落ちないと悩んではいませんか?」
- 「髪をサラサラにしたいと思っていませんか?」
このように最初に悩みをハッキリとさせることで、読み手は「続きを読んで悩みを解決したい」と思い、読み手のページからの離脱を防げるのです。
ランディングページの基本形②新・PASONAの法則:Aとは
新・PASONAの法則の2つ目の要素は、Affinity(親近感)です。
問題を提起したら、次は読み手の悩みに寄り添います。読み手の悩みに共感をして、読み手の目線からストーリーを展開しましょう。
Affinity(親近感)には、具体的に以下のようなものがあります。
- 「私も以前は同じ悩みを抱えていました。」
- 「私も食事制限を行いましたが、なかなか痩せませんでした。」
読み手と同じ悩みを抱えていたことを伝えることで、読み手は「自分の悩みを理解してもらえる」と思うのです。そして、読み手の心を掴み、親近感を湧いてもらえます。
ランディングページの基本形③新・PASONAの法則:Sとは
新・PASONAの法則の3つ目の要素は、Solution(解決策)です。
どのようにすれば読み手の悩みを解決できるのかを説明します。コンテンツが読み手の悩みを解決できることを説明しましょう。
Solution(解決策)には、具体的に以下のようなものがあります。
- 「〇〇を使用することで、△△の問題を解決できますよ。」
- 「このサプリメントを摂り始めると、すぐに体重が3kg落ちました。」
ただ解決策を提示するだけでは、読み手は信頼して良いものか判断できません。
コンテンツの証拠や権威性を示すことで、読み手を信頼させましょう。
ランディングページの基本形④新・PASONAの法則:Oとは
新・PASONAの法則の4つ目の要素は、Offer(提案)です。
売りたいコンテンツが読み手の悩みを解消できると理解してもらった後は、コンテンツについて詳しい説明を行います。
Offer(提案)には、具体的に以下のようなものがあります。
- 「〇〇は通常5,000円ですが、今なら3,980円で購入できますよ。」
- 「今〇〇をご購入いただくと、おまけで△△もお付けいたします。」
コンテンツの詳細や特典を示すことで、読み手の購買意欲をさらにかき立てましょう。
ランディングページの基本形⑤新・PASONAの法則:Nとは
新・PASONAの法則の5つ目の要素は、Narrow down(絞り込み)です。
コンテンツを購入できる人数や期間に限りがあることを説明して、「今すぐに行動を起こす必要がある」と考えさせましょう。
Narrow down(絞り込み)には、具体的に以下のようなものがあります。
- 「〇〇は今なら500円と格安で購入できますが、一週間後は通常価格の3,000円になります。」
- 「このサービスは破格であるため、限定20名とさせていただきます。」
コンテンツの限定性や緊急性をアピールすることで、読み手が行動を起こしやすくなるのです。
ランディングページの基本形⑥新・PASONAの法則:Aとは
新・PASONAの法則の6つ目の要素は、Action(行動)です。
コンテンツの限定性や緊急性をアピールした後は、読者に具体的な行動を起こさせましょう。
Action(行動)には、具体的に以下のようなものがあります。
- 「今なら手数料が無料!会員登録はこちら」
- 「〇〇の申込はこちら」
このように読み手に行動を呼びかけることで、読み手を登録ページや申込フォームへ誘導するのです。
読み手はハッキリと行動を提示されないと動きません。そのため、コンテンツをアピールして終わるのではなく、読み手に行動を呼びかけるところまできちんと行いましょう。
新・PASONAの法則をランディングページで使用するポイント
これまで新・PASONAの法則について説明しました。新・PASONAの法則はランディングページの基本の型のため、作成に慣れていないうちは型に当てはめて作成してください。
しかし、ランディングページの作成に慣れてきたら、読み手やコンテンツに応じた構成を作成しましょう。売りたいコンテンツによっては、要素であるPASONAの順番が異なる方が効果的に売れる場合があるからです。
成約率を高めるためにはどのような流れが最適なのか判断しましょう。
新・PASONAの法則を理解したら実際に活用しよう
本記事では、PASONAの法則と新・PASONAの法則について解説しました。2つともランディングページの基本の型であり、多くの人に使用されています。
PASONAの法則は一部誤った解釈で広まったため、2016年に神田昌典氏により新・PASONAの法則が提唱されました。ぜひ新・PASONAの法則を覚えておきましょう。
PASONAの法則と新・PASONAの法則の違いは以下の通りです。
PASONAの法則 | 新・PASONAの法則 | |
P | Ploblem:問題 | Ploblem:問題 |
A | Agitation:煽り | Affinity:親近感 |
S | Solution:解決策 | Solutinon:解決策 |
O | Offer:提案 | |
N | Narrow down:絞り込み | Narrow down:絞り込み |
A | Action:行動 | Action:行動 |
新・PASONAの法則はランディングページだけではなく、アフィリエイトにも活用できます。新・PASONAの法則をうまく利用して、コンテンツの成約率を高めてくださいね。
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